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aoi_tomoyuki's blog

その時書きたかったこと書いてます。

街頭募金になじられる

ここ最近の話です。
昼休み、僕が安い昼メシで腹を満たすため駅前へ出ると、東北で起きた地震の募金活動をやっている青少年たちがいます。ボーイスカウトみたいな感じの制服を着ているので、どこか大きな団体のメンバーなのでしょう。
彼らは人通りの多い通りのあちこちに配置して、、数十人体制で募金を呼びかけています、声かれるほど大きな声で呼びかけ、募金をしてくれた人には頭を深々と下げ、とても礼儀正しく、一生懸命なのが伝わってきます。

僕はすでにまとまった額の募金をネットで済ませてあります。懐が痛いので、これ以上はレジ横の募金箱におつりを入れるぐらいしか募金出来ないと思います。
だから、僕は健気な青少年たちの横を、何食わぬ顔をしながら通りすぎなければなりません。
例外的に、僕は可憐な乙女からありがとうございますと言われたい! 感謝されたい!
だから、可愛らしい少女がいた場合は懐の痛みなど無視してしなければならないのですが、残念ながら、いえ、諸事情により募金することはかないませんでした。
まあ、それはいいとして、そそくさと通りすぎると、背中に、心にずぶりずぶりと彼らの懸命さが突き刺さるわけです。純度の高い善意が突き刺さるわけです。
できるなら募金してやりたいのです。しかし、募金詐欺だってあるし、君たちの所属する団体を信用しきれるわけじゃないのです。
仮に信用して募金したとしても、道のあちこちに彼らの同士は配置されています。A地点で募金しても、それを見ていないB地点ではまた募金をお願いされて、頭を下げられて、心にチクチクと痛むのです。
お前はこんな一生懸命の青少年たちに、被災地の人達に背を向けるゴミ野郎なのか! という僕が勝手に頭の中で考えた罵倒が、僕を責めたてるのです。
じゃあ、A地点で募金したことを、B地点やC地点やD地点の彼らに言って回ればいいのでしょうか。
「あ、アッチで募金したんでドゥヘヘ」
こんなこと口が裂けても言えません。
「あっちで募金したら、こっちでも募金しろよキモ豚野郎!」
って可憐な乙女が言ってくれるならいくらでも言うんですけど、やっぱり無理です。
通った箇所ですべて募金するのなんて無理です。今日募金しても明日また募金を呼びかけられる可能性だってあります。毎日募金するのも無理です。だから、やっぱり、僕は彼らの懸命さに打ちのめされながら、彼らの前を素通りして心に痛手を負って生きていくしかないのでしょう。