aoi_tomoyuki's blog

その時書きたかったこと書いてます。

モニターの向こうの殺人者に襲われる日

ネットと個人情報について考えてみた。
とりあえず、きっかけはこれ。

村崎百郎氏、死去
http://www.tobunken.com/news/news20100724004748.html


はてブのコメント見てたら、唐沢、村崎両氏は、盗作騒動や社会派くんの物言いから、
一部の人たちから毛嫌いされているようだ。(調べてないので、原因はそれ以外にもあるかもしれない)


まあ、この記事の目的は、それに言及することではないので、置いておくとして、
問題はこの犯人が2chで住所を調べたところじゃないかと思う。


会ったこともない人間の住所を2ch
ネットであっさりと調べることができる。
これは本当にヤバイことなんじゃないかと思う。


たとえば、vipやニュー速で、割れ自慢やwinnyとかでウィルスに引っかかった人の個人情報が、
ものすごい勢いで調べられていく過程をまとめブログで見たことある。
2chや別の場所で、個人情報を私怨でコピペしまくっているのも見たことがある。
どこかの企業がプログラムや人的ミスで漏らしたことも数しれない。
記憶に新しいのはメッセサンオーのエロゲ購入者リストか。


これは、最近はてブのホットエントリーに入ってた記事。

もうひとつの理由は、圧倒的な検索技術の進歩により、近年、ますます個々人のプライバシー保護が脆弱になっている点をあげることができる。ウェブのモニタリング・検索能力が自己情報のコントロール能力を圧倒的に上回っているのである。ちなみに私の素性は十年以上も前に練習のような形で残したウェブの断片から判明したようであった。そんな昔のことはすっかり忘れていたが、思わぬ攻撃で冷や水を浴びせられてしまったのだ。10年前の私が注意が足りなかっただけで、「自分で正体をばらして」いるのではない。このようなケースは幼少からインターネットに接した世代ではさらに顕著に現れてくるものと思われる。

http://d.hatena.ne.jp/mescalito/20100722/p1


この方は、十年前のネット活動によって、個人情報を議論相手に特定されてしまったらしい。


いったん公開されてしまえば、情報は共有されネットを漂流し続ける。
インターネットアーカイブサーチエンジンのキャッシュ、P2P
誰も知らない掲示板やブログ、アップローダー。
ローカルディスクに保存され、どこかの誰かが忘れた頃にアップするかもしれない。
ネットに公開された情報を消滅させることは、ほぼ不可能だというのは共通認識だと思う。


最近はTwitterSNSで個人情報を垂れ流しすぎてしまうことが多い。

ツイッターに残念なアイコンを使ってませんか?
http://blogs.itmedia.co.jp/sns/2010/07/post-0f9e.html


数日前に炎上したこの記事では、
Twitterで良い出会いを求めるなら自分の写真を使った方がいい、と勧めてる。
僕がTwitterを見てきた限り、ビジネス関係の人は、実名+自分の顔写真が多い。
実名推進派のカツマーの人が影響してるのかもしれない。

iPhoneで撮影した写真の危険性と対策のまとめ
http://www.my-iphone.jp/archives/394


これは、iPhoneで撮影した写真に位置情報が記録されてしまう問題。
家で撮った写真が元で住所がバレてしまうかもしれない。
iOS4(それよりもっと前?)からは、アプリごとに位置情報サービスの設定ができるようになってるので、
一度、設定を確認してみたほうがいいと思う。


位置情報だけではなく、写真の内容からも場所を特定される可能性もある。
風景写真やおもしろ写真や私生活を撮ってネットなどにアップする人は多い。
だけど、有名な場所だったり、地名が入っていたり、とても珍しく記憶に残る場所だったりすると、
その場所を特定される可能性は高くなり、撮影者の行動範囲を知る手がかりとなる。


プロフィールに大まかな住所を載せている人もいる。
学校や会社を明記している人もいる。
今ここにいるとつぶやく人もいる。


SNSでは自分の趣向がモロにでるので、
主な地域が分かっていれば、
ここに立ち寄るのではないかと推測することもできる。


写真が掲載されていなくてもログを追えば、
その人がどんな外見をしているか想像することはできる。
特にヘビーユーザーはログを追うだけで、
個人を特定する手がかりがザクザク見つかる。


仕事に関することも多い。
関係者が見れば特定できる情報を公開してる人もいる。
この人〇〇の誰々だよと、
うっかり個人情報を漏らされないとも限らない。

思いがけない情報がパブリックに?Twitterで気をつけるポイント
http://b.hatena.ne.jp/articles/201002/843


これはTwitterからの情報流出パターンのまとめ。
検索すれば他にも色々見つかると思う。


本名、顔写真、大まかな住所や地域、職業、会社、趣向、
これまでに撮影した写真、外見的特徴、行きつけの店などの行動範囲、
この中のいくつかが分かっていて根気さえあれば、
素人だろうと住所ぐらい特定できるのではないかと思えてしまう。
よく分からないけど、探偵を雇えばもっと早いのかもしれない。


それから、これを書いてる時にホットエントリー入りしてたこれ。

部下のtwitterを隈無くチェックしそれを過信しすぎる上司
http://anond.hatelabo.jp/20100725041105


SNSでは常に誰かが監視している可能性があるということ。
それが悪意を持っている相手だった場合、
個人情報を晒し過ぎると……。


たとえば、自分の素顔をアイコンにしている女性。
素敵な写真に惹かれた男が突然目の前に現れ、
その男に拉致されて、レイプされて、殺される。
そんなこともあるかもしれない。


素顔を晒していない女性でも
ネットの向こう側にいる誰かが、
勝手に好意を募らせて、
いきなり会いに来て、拒絶した瞬間に逆上して襲われる。
そんなこともあるかもしれない。


たとえば、経営者として本名と顔写真と自分の会社を公開している人。
金を持ってそうだからと、窃盗団がに目をつけられ、
家に押し入ってきて、問答無用で一家全員皆殺しにされる。
Twitterを使ったマブチモーターのような事件が怒るかもしれない。

マブチモーター社長宅殺人放火事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%96%E3%83%81%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%A4%BE%E9%95%B7%E5%AE%85%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E6%94%BE%E7%81%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6


これから犯罪を行なおうとする人間が、
ターゲットの情報をTwitterなどから得ようとすることは、
十分に考えられる。


なにも公開しているつもりがない人にしても、
ネットに書き込んだなにげない一言や、
どうでもいい議論をしていた相手や、
ついカッとなって暴言はいた相手が、
住所を調べ上がげられて、いきなり襲われることだってあるかもしれない。
ネットで一生懸命に非モテアピールしてるヤツが

結婚詐欺・連続不審死事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E5%A9%9A%E8%A9%90%E6%AC%BA%E3%83%BB%E9%80%A3%E7%B6%9A%E4%B8%8D%E5%AF%A9%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

この事件みたいに狙われることだってあるかもしれない。


ネットゲームの対戦相手にTwitterのアカウントがバレて、

オンラインゲームで負けたのを恨み続け、対戦相手を探し出してナイフで一刺し!
http://www.gizmodo.jp/2010/06/post_7155.html


この事件のように殺しに来ることだってあるかもしれない。


あくまで可能性なんだけど、
冒頭の村崎氏の件を見てしまったあとでは、
どうしても、その可能性を捨てきれない。
たまたま、個人情報を垂れ流してしまった人が、
運悪く常識の通じない人に目をつけられて襲われてしまう。
その可能性を否定できない。


こわいね!